土井雪広の「敗北のない競技 僕の見たサイクルロードレース」を連休で読了。
土井選手のことはBSのレース番組にゲストで出ていたのを見たか何かで
名前は知っていたのですが、にわかロードレースファンなので詳しくは知りませんでした。
本は会社の近くの書店で見かけて、その場では購入はしなかったのですが、
結局連休中にどうしても読みたくなって自宅近所探し回って見つからず、
amazonで買いました。
文体はブログっぽくて読みやすいですし、トレーニングやレースのほどよい臨場感も
よかったと思います。面白かったです。
素人ながらに漠然と分かっているつもりだったアシストとエースの関係の実際や、
アシストのレースでの思いなんかも、あっさりとした表現ですがなまなましくて新鮮でした。
避けては通れないドーピングにも触れていますが、善悪については深堀りせずに
あっさりと書かれています。文中に書かれていますが、日本における情報の少なさとか、
善悪の捉え方とか、深い部分についてはなかなか馴染めないものかもしれません。
ドーピングについては、この本だけではボヤっとしてしまうので、定番ではありますが、
タイラー・ハミルトンの「シークレット・レース」を読むといいと思いますが、
「シークレット~」だけではすっきりはしないですね。
この本を読むと何となく救われた感があるのは、土井選手の人柄ゆえでしょうか。
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