ずーっと気になっていた大台ケ原にチャレンジしてきました。先週ダムカードもらいにR169通ったら大台ケ原の案内表示があって、「あれ思ったより近い?」ということで自走で行ってきました。
羽曳野からR309、R169、大台ケ原で折り返しです。 自宅から往復概ね190kmくらいなので、明るいうちに帰宅できるように早めに出発しました。距離は大丈夫ですが、登りがルートラボ読みで獲得標高3,500mとなっていましたので。
朝5時に起きたら真っ暗・・・ そう言えばこの前秋分でした。夜明けが少し遅くなってます。ようやく少し明るくなってきた6時少し前に出発。
まずは自宅のある羽曳野から奈良へ山を越えます。いくつかルートがありますが、今回の最短ルートになる水越トンネルを目指します。
スカルの世界(?)を過ぎて
標高約400mの水越トンネルへ。
トンネル越えたら奈良。よい天気です。
下りのループ橋を気持ちよく下ります。
R309から下市口まで行き、R169で吉野へ。
吉野のローソンで朝食と飲み物、補給食を購入。ハイシーズンの春は吉野はとんでもない混雑ですが、季節外れでも朝から結構クルマがいます。ここから大台ケ原までの約50kmで、コンビニはありません。道の駅1ヶ所と飲み物の自販機は点在していますが、買い物の選択肢はほとんどなくなります。
朝食を済ませて、先週も訪ねた大滝ダムを目指します。ダム直前の坂以外はほぼ平坦です。
今回は用がないので、さくっと通過。
大滝ダムから少し行くと「道の駅杉の湯川上」。まぁ、軽食とかお土産程度です。役場とか温泉とかあって、ここだけ建物が密集しています。軽量化と飲み物補給して出発。
大迫ダム。ここも先週来ているので、さくっと通過。ここから登りがはじまりはじまりー。
へいこら登っていると、遠くに噂のループ橋が。
なかなか近づかない・・・
まだかよ。
あと少し。(写真向かって左端)
やっと到達。前後トンネルで、1周するループの半分以上はトンネルです。
ループ橋過ぎて少し行くと入り口が。有名な観光地のわりに微妙な雰囲気。ちなみにこの写真の反対方向に自動販売機があり、このあと頂上までの20kmはお店も自販機もなく飲み物は買えません。
最初の数kmはそこら辺によくある林道のような狭い道で、クルマのすれ違いに気を使うくらいの道幅です。それなりにクルマも通るので、結構面倒くさいです。斜度は7~10%くらい。まあまあしんどいです。
路面がましになり、幅も少し広くなると斜度も少し緩みます。半分くらいが7%、2~3%も交えつつ、ちょっとだけ10%超。それほど苦しい登りということもなく淡々と登ります。ただし、ここでまだ4分の1しか進んでいないことに気づきます。あと15km。
途中は視界がひらけると周りの山が見渡せて、眺めはよいですが、正直それほど感動もなく、「ふつう・・・」 という感じ。だんだん飽きてきます。
残り5kmくらいからちょっとずつ両脇の感じが変わってきます。木の高さが低く、草も少ないです。高原の様相。
「こんにちは~」と声をかけられ、それに応えます。「自走ですよね。吉野で抜いたんですよ。」とのこと。さくっと抜かれました。
そういえばルーフに2台積のクルマを吉野で見ました。心の中で「自走じゃないのかよ。オトコじゃねえな・・・」と思ったような思わなかったような・・・
帰りの下りでも「すみません~」と声をかけられ、さくっと抜かれました。とってもよいひとそうなので、生意気なことを思ってごめんなさい。m(__)m
最後は斜度も緩みますが、結構だらだらと登り、やっと到着。
お昼時なので駐車場はクルマでいっぱい。 1台も空きがなく、後から来たプリウスが駐車場内をうろうろしてました。
駐車場からは「これぞ大台ケ原」というような風景は全く見れません。ここからハイキングで少し歩かないと、本などで見るあの景色は見ることができないようです。
晴れ間はありますが厚めの雲もあり、「世界有数の雨が多いところ」なので、少々不安がよぎります。400日雨が降るとたとえられるとか。(-_-;;
昼食どきなので、食堂で食べる予定でしたが、予定変更。飲み物だけ飲んで降りることにしました。
最近奈良方面で雨に降られることが多くて雨男になりつつある?こともあり、これに「世界有数・・・」なので。
温度はガーミン読みで17度だったので、ウィンドブレーカーを着て下り始めました。少し下ると手も冷たくなり、指付のグラブに交換しました。ダウンヒルはかなり寒く距離も長かったので、持っていって正解でした。
下りは登りより格段に速いですが、下りも長い。飽きます。 途中から雲も薄くなり、その後青空が広がってきました。雨男疑い+世界有数~には勝利です。
最初の斜度きつめ区間で登ってきたソロ2台とすれ違いました。結局、大台ケ原で遭遇した自転車は前述の2台を含めた4台です。意外と少なかったです。
大迫ダムまで戻るとやっと暖かくなってきたので、ウィンドブレーカーを脱いで、グラブも指なしに交換。ちょっと下って「道の駅杉の湯川上」で山菜そばを食べて一服。
上の寒さと比べるまでもなく、暑い。日差しが強く暑いです。上とかなり温度が違うように感じます。
アームカバーもとって走り始めました。
途中川沿いの直線道路を悠然と歩く動物に遭遇。黒っぽくて丸かったので、クマ? 小さいからコグマ?
近づくかどうか躊躇していると振り返りました。恰幅のよい猿でした。すごい速さで歩道脇の3mほどのフェンスを登り、フェンスの上からこちらに一瞥。カメラを取り出そうとしたら、山へ入っていきました。
猿が襲ってきたらどうしよう。ダッシュで逃げられるのか? 背中に飛び乗られたらバッグを外して・・・ そういやクマは荷物とか服とか囮にしつつ逃げるとかあったな。猿も同じか? でも、最後はストリップ状態だな・・・ などと余計なことを考えつつ吉野から大阪方面へ向かいます。
この先が水越トンネル。
朝通ったループ橋目指して登ります。
水越トンネル越えたらほぼ下りのみで、石川のサイクリングロードへ。
石川サイクリングロードに来たところで、うおっ、あ、あれは・・・ 塔のような何かが燃えている・・・
あ、PLの塔が燃えている!!
まぁ、夕日がかかっているだけですけどね。(^-^)
羽虫の大群と戦いつつ、サイクリングロードを下り帰宅。パンク等のトラブルもなく、無事明るいうちに帰宅できました。
大台ケ原の感想ですが、景色等の感動は思ったほどでは・・・ という感じです。
周りの山々は見下ろせますが、高野山とかでも同じような感じですし、長い登りのあとのご褒美としては・・・ やっぱり上でハイキングしないとダメですかね。(^^;;