2015年5月26日火曜日

BRM523 京都600km ん~大山

BRM523京都600kmを走ってきまして、430kmでDNFしました。

コースは京都から鳥取砂丘通って大山登って帰ってくるというもの。
標高差1,000m近く大山を登った先のPC、道の駅・蒜山高原にたどり着けるかがポイントで、言い換えれば、その登りまでにどれだけ貯金をしておくことができるか。

そのポイントはなんとかクリアしたのですけどね・・・ そう簡単ではなかったです。

京都発のブルべは初めてで、少し早目の3時40分ころ着。真っ暗で誰もいません・・・ 早すぎました。

少し離れた自販機でコーヒー飲んで時間をつぶし、4時過ぎくらいに戻るとぽつぽつと参加者が集まり始めました。日曜午前に雨の予報もあったので、DNS多め?
 受付開始のはずが、K野さんがブルべカードを忘れてくるという衝撃発表
(きっと、参加者はこういうハプニング大好きのはず(^-^))
通過チェックのハガキのみ配布され・・・
ブルべカードはPC1で渡すことになるであろうということで、車検&スタートが始まりました。
結局、3名くらい(かな?)スタートした後にブルべカードが届き、その後はほぼ平常運転となりました。

今回は林さんとHiroさんとご一緒しました。林さんはエクスプレスですし、Hiroさんは2週間前の獲得標高がとんでもない山岳ブルべの完走と引き換えに膝と腰を痛めながらも、スプレーしながら600kmを走ろうという強靭な精神力の持ち主で、何とかついていけるよう頑張るだけです。
ペースを落としてもらって、何とかついていきます。
予定通りに進んでいるとのことで、これも予定通りに道の駅・養父で食事となりました。

食事のメニュー選びでちょっと異変が。お二人はハンバーグ定食で、私は牛筋そばを選びました。あっさりしたものしか食べたくなかったのです。できればざるそばがよかったのですが、そばがこれしかなかったための選択です。お二人のハンバーグを見ても、濃そうな味で胸焼けのような感じが・・・ 普段は同じハンバーグ定食で、何ならごはんおかわりしそうな私ですが・・・

食事も終わり、一服してから出発しました。養父の名物?のコイ
神鍋高原の登りをこなし、鳥取砂丘を目指します。
ちなみに鳥取砂丘は3週間前に車で来ていて、周辺を観光しました。ここで観光情報も織り交ぜながら。(有名観光地なので、知ってるひとは多いとは思いますが。)

鳥取砂丘の手前にある小さな峠の近辺にある浦富海岸は奇妙な岩肌の海岸です。遊覧船観光ができて、こんな感じです。
 波で削られてできた洞窟には、昔海賊が隠れていたそうな。水も透明度が高くてきれいです。

ブルべでは海岸線に近寄ることなくするっと通過。

そして鳥取砂丘夕方なのですいていました。 
 ご存じの砂丘です。こんな感じです。

ブルべでは砂丘に行くこともなく、記念に時計台写真をとるだけで、するっと通過。

少し下って223kmPC3の砂の美術館に到着。しばし休憩。

ちなみに美術館の中は・・・









砂と水だけで作ってあるとのこと。ここまでくると驚愕です。
(柵がないので、壊したい衝動にかられないこともなく・・・危険です。)

当然ブルべでは中には入らずするっと通過で、日本海の海岸線道路を進みます。

曇りでしたが、時たま夕日が顔を出します。
 海面に反射して幻想的な風景です。風がなかったので、助かりました。(追い風ならなおよしでしたが。)

そして夜に突入。

 大山への登り手前の227kmPC4のローソンで食事をとりました。やはり食欲がありません。 

力も入らず、ペースが保てそうもなかったので、お二人に待たずに先に行ってくださいと言いましたが、やさしいお二人はとりあえず登り口までということで出発しました。その後も要所要所で待っていてくれました。とっても感謝しています。

登り口から通過チェックの大山寺郵便局(ハガキ投函) まで20km弱。7~9%の坂がひたすら続きます。途中斜度が緩むこともありますが、力が入らず座ってもダンシングでも維持できません。
何度も自転車を押しました。ここまで力が入らないのは初めてでした。

そのうち吐き気とめまいがして立つこともできなくなり、道路脇のスペースで横になり、しばらく休憩しました。まったく明かりがなく自転車のライトだけでの山中ですが、藪でがさがさと音がしても、しんどさが勝って怖さも何もなかったです。

何とかハガキを投函し、345kmPC5道の駅・蒜山高原を目指します。ここからの峠2つも斜度がきつく、何度も自転車を押し、気持ち悪くなり道路で寝て休むを繰り返しました。

あまりにしんどくて、途中遭遇したドリフト族にお金を払って蒜山高原まで連れて行ってもらうことも頭をよぎりました・・・

そして、道の駅・蒜山高原にクローズとなる4時の20分ほど前に何とか到着。

水だけ飲んで横になりました。DNFするかどうか迷いましたが、どうせここから帰るには自転車になるので、とりあえず仮眠してから考えようと決めました。寝過ごしたら、それはそれでよしということで。

4時にHiroさんに出発しますと声をかけていただきましたが、再スタートする気力もなく、ご迷惑をかけることが確実だったので、先に行っていただきました。

道の駅のベンチでエマージェンシーシートにくるまって寝ましたが、予想以上に暖かく、その効果にちょっと関心しました。

4時半過ぎにふと目が覚め、時間は短かったですが寝れたことで何とかうごけそうだったのと、どうせ最寄り駅(具体的にどことは分かっていませんでしたが。)までは自転車なので、出発することにしました。参加者は他に1名だけ残っていましたが、少しあとに抜かれて、確実に最後尾となりました。

だいぶ明るくなっており、蒜山高原は朝もやで幻想的な雰囲気です。但し、寒いので、震えながらヘロヘロと下っていきます。

 その後、396kmの通過チェックのセブンイレブンで、ヨーグルトとジュース、おにぎりを買いましたが、おにぎりは食べることができず、食欲が出たら食べることにしてバックパックに入れました。
そして、先ほど抜かれた参加者とは別の参加者と遭遇し、コンビニから出た後もしばらく抜いたり抜かれたりしましたが、細かい登りが続くところでついていくことができず、その後お会いすることはできませんでした。この時は標高差30mくらいでも足着きするくらいヘロヘロでしたので。

次のPC6、道の駅ひらふくまでは46kmほど。 残りは2時間半強。可能性を信じて頑張りましたが、残り20kmの地点で残り1時間を切り、この後に峠二つということであきらめました。DNFの連絡を入れ、小休止しておにぎりをたべようとしましたが、うけつけません。だいぶまいっていました。

あとはゆっくり走り、道の駅・ひらふくまで向かいます。 11時過ぎに到着。食堂でざるそばを何とか腹に入れ、車を駐車している京阪・橋本駅まで帰ることにしました。

残り150kmくらいなので、最初は自走で帰るかと思いましたが、峠を越える元気もなく、どのルートでもさすがに平坦ということはないだろうと思ったので、輪行すべく、ひらふくの駅(電車の方)へ向かいました。

ところが1時間に一本、次が1時間ほどあとで、無人駅。ということで、時間つぶしもかねて一駅先の佐用まで行き、姫路経由で尼崎(大阪駅の人混みの中を大きな荷物で歩きたくなかったので。)で降り、そこから自走で淀川河川敷を上がって京阪・橋本駅まで戻ることにしました。

実は初輪行で、荷造りに手間取りながらも何とか乗れたのでほっとしましたが、あまり深く考えていなかったのが日曜午後のJR神戸線の状況です。休日ですので人も多く、乗り降りもあるので、汗臭いレーパン姿と大きな荷物で顰蹙をかっていたでしょう・・・ 姫路まで1時間、神戸まで1時間の計2時間の電車旅 でした。

尼崎からの自走の道中、昼過ぎの大阪の気温はえらく高く、日差しも夏のよう。自販機で飲み物補給しつつ帰りましたが、こりゃブルべ参加者も大変だなと思っていました。結局雨の予報は何だったのか?(^-^;;

のんびりヘロヘロと淀川河川敷を走り橋本駅まで戻り、結局走行距離はブルべ+αで500kmくらいになりました。600kmだと更にしんどいわけです。私にはハードル高かったですね。

そして翌日。思いっきり水便となり、症状からはどうもウィルス性胃腸炎のよう・・・
ブルべの最中に発症したら悲惨でしたので、まぁウンはあったということで。


(批判のコメントはご勘弁ください。m(__)m)