和泉佐野発のブルべの出発地点、マーブルビーチは毎回良い天気。
今回はブルべの大先輩の金剛さんも7:00スタートで、ご一緒することに。
初の和歌山一周ですが、これでペース配分とルートの不安がなくなりました。
一応写真に目線いれときます。(^-^)
6時半を少し過ぎて、7時スタート組のブリーフィングが始まりましたが、人数がかなり少ない様子。DNSが多めみたいです。
まったりと7時にスタート。最初の峠、雄の山ですでに金剛さんと「しんどいわー」と言い合いながら登ります。金剛さんは今年に入ってから自転車乗るの3回目で、ブルべ本番のみとのこと。潔し。
朝はちょい寒いくらいでしたが、日が高くなるにつれて気温も上昇し、10時くらいにはサイコン読みで23度。日陰の少ないコース、加えてまだまだ体が暑さに馴染んでいない季節なので、暑すぎるくらい。
そんなこんなで、PC1の手前「しらまの里」の「飲む梅干し」で暑さ対策にクエン酸とミネラル補給。
少し走って、本日最初のチェックポイントに到着。PC1にあるヤッホーポイントで、とりあえず「ハラ減ったー!!」と叫んでおきました。ほんとに腹減ってたんで。
暑いのでペースも上がらず、登りもだらだらしていたら、80kmチョイ過ぎで8時スタートのブルべエクスプレス林さんに追いつかれました。
少しの間一緒に走りましたが、当方は100kmくらいの「道の駅 龍遊」で昼食となり、林さんは「先に行きますねー」と、ばびゅーんと消え去りました。
で、お昼ごはんの「しか肉のしょうが焼き」を食します。 ヘルシーお肉です。汗をかいたあとなので味噌汁の塩味旨し。
あとはひたすら川沿いを進みます。
日差しが強いのですが、道路は幅もあり、よく整備されているので枝の張り出しもなく、日陰がまったくありません。サイコン読みで気温30度超えにもなり、かなり暑くなってきました。
金剛さんの脚攣りもあり、ところどころで休みながら進みましたが、その際にtwitterをチェックしていると、PC2かPC3で、林さんがまさかのストップ!! 熱中症?
林さんはPC1個分くらい先に進んでいるようで、こちらがPC2からPC3に向かっているくらいに、PC3で仮眠したら復活したとのことで、PC4で待ち合わせして夕飯をご一緒することになりました。
PC4手前の橋杭岩で写真を撮りましたが、日没前に到着できず、残念。
この後、PC4で林さんと合流し、金剛さんおすすめの近くの回転寿司で夕飯です。がっつり食べる感じでもなかったので、4~5皿と赤だしをいただきました。汗をかいたあとに食する味噌汁系は、格別のうまさです。
林さんの症状は、吐き気と頭痛とのことで、やはり熱中症ではないかという結論に。
もう夜ですので気温も下がり大丈夫かと思いますが、ゆっくり帰るとのことで、このあと林さんもご一緒して3人で行くことになりました。
回転寿司の駐車場で夜走行に備えます。天気予報でも最低気温10度となっていましたので、寒さ対策にウィンドブレーカーにレッグカバー、指つきグローブを装着。
この後はしばらく夜の海岸線で、暗くてピークが見えない無数のアップダウン地獄に辟易しながら進みます。22時過ぎくらいから、PC等のコンビニだけでなく、閉まっている海岸沿いのレストランの軒先やらで仮眠している参加者をぼちぼち見つつ、あーこれが夜走るブルべってやつですねと実感。(^-^)
深夜には予報通り気温も10度くらいまで下がり、コンビニ休憩からのリスタートでは汗冷えで震えるくらい寒くなりました。登りで体がちょっとでも温まってくると平気ですが、一旦体が冷えるとつらいです。
そうこうすると来ました。眠気です。前の日の想定外の睡眠不足もあり、難儀しました。コーヒーは効かず、フリスクを試します。
走りながらバリバリかじったり、舌の下に入れたりして刺激で眠気を打ち払おうとしましたが、効果は短期的で、決定打にならず。次にコレ。怪談です。
トップチューブバッグにブルートゥーススピーカー入れて流しましたが、風切音でよく聞こえず。(^-^;;
登りでスピードが緩くなると聞こえますが、3人で走っていることもあり、「こんなとこで何してんだろう・・・」と逆に笑えてくるくらいで怖くなく、作戦失敗です。
一人で山の中の登りだったら効果あったかもしれないですが、今回はコースも短い上り下りの繰り返しでアンマッチでした。話を聞き取らなくて済む音楽の方がよかったかもしれませんが、グループ走だとちょっと恥ずかしいですね。まぁ、次回再挑戦します。
ということで、眠気で何度がやばそうになりながら日の出まで何とか耐え、明るくなるころには眠気もおさまりました。そして予想よりちょい遅かったですが、無事ゴールできました。
抑え目ペースだったので体力的には予想より苦しくなかったですが、300km越えてからの「全然距離が進まない」感がしんどくて、精神的にきつかったです。兎にも角にも、無事ゴールできたのでよしとします。
今回の400kmでは、次の600kmへ向けていろいろと試しました。
まずはトップチューブバッグ。いままでモンベルでしたが、ダンシング時にひざに当たるため、ドイターの高さが低いものに変えました。容量は小さいですが、すぐに出すことが必要な補給関係だけですので、これくらいのサイズで十分でした。ダンシングでもひざにほぼ当たらないのでOKでした。
次にバックパック。今回は思いっきり晴れで、雨装備は持っていかなかったので、容量的にはオルトリーブサドルバッグLで十分でしたが、次回以降荷物が多くなった時のためにバックパックを試しました。
バックパックはドイターのレースXを持っているのですが、いろんなひとのブログを見ると、バックパックは肩がこるとか、腰痛になるとかあったので、小さく軽めのオストリッチのバックパックライト5.5 ネオンを購入しました。反射材があるのも決め手です。
生地はペラペラで軽く、ストラップも左右独立で連結なしなので、軽すぎて直立姿勢では安定しませんが、乗車時の前傾姿勢ではズレもなく問題なかったです。ウィンドブレーカーやレッグカバー、補給等少々で荷物が軽めだったこともありますが、肩も腰も負担は感じなかったです。
次に目の関係。当方強めの近視なので、ブルべはコンタクトレンズにサングラス使用でしたが、過去2回の300kmゴール後に目がかなりしんどかったので、こりゃあかんということで、今回は眼鏡にしました。オークリーのスポーツ用眼鏡(?)のクロスリンク・スィープです。
普段眼鏡で、自転車やスキー等の運動時だけ使い捨てコンタクトレンズを使用していますが、近場のサイクリングにいちいちコンタクトレンズを入れるのも面倒なので、これに眼鏡量販店で安価な調光レンズを入れて使っていました。但し、走行時の振動でずれたりすることもあり、長距離ですとそれがストレスになるかなと思って、今までブルべには使っていませんでした。ところが最近テンプルを曲げて調整したらズレがまったくなくなり、快適になりました。ということでブルべに投入。
レンズは大き目で6カーブですので、風の巻き込みが少なく、サングラスに近い感じで使えます。 レンズ自体の強度はオークリー等のサングラス用レンズに比べればだいぶ弱いでしょうが、落としたりしなければ実害はないでしょう。昼間はレンズが黒くなるので、まぶしいことはありません。眼鏡用レンズなので、昼間トンネルに入る時に色が抜けるレスポンスが少し心配でしたが、目が明暗を調整してくれるので問題なかったです。
テーマは、安い、軽い、防水、現地で調整可なこと。材料はA5のファスナー付ビニール袋、セロハンテープ、クリアホルダーの切れ端、両面ベロクロストラップです。
印刷したコマ図をファスナー付ビニール袋に入れ、順番にセロハンテープでつなぎます。それをクリアホルダーの切れ端を筒にした芯2本で巻き取り、ベロクロストラップで自転車に装着します。(もうちょっと細部の工夫はあります。)
製作時間は、コマ図印刷の時間を除いて15分強くらいです。かなり適当に作ったのでさすがに少し改善が必要ですが、ちゃんと使えました。次回600kmもこれでいく予定です。
400kmゴール時に、「600kmってこのあと200kmも走るのか・・・しんどいな、やめよっかなぁ・・・」とか思っていたような。人間都合の悪いことは早めに忘れてしまうようで、3日程度で600kmに出る気まんまんです。(^-^)